ナミヤ雑貨店の奇蹟を読んで
東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」読みました。
今年山田涼介くん主演で映画化されると聞き、早速手に取ってみたのです。
東野圭吾さんの作品が好きで、読むことも多いですが、
この「ナミヤ雑貨店の奇蹟」はその中でも珍しいテイスト。ほっこり心温まる感動物語です。
一見オムニバスストーリーのように見えますが、
ラストに向かうにつれて点と点がつながっていき、浮かび上がってくる登場人物の関係性。
絡まった糸がほどけるような、パズルがはまっていくようなすっきりとした読後感が味わえます。
過去と手紙のやり取りができるというおとぎ話的なストーリーながら、
優しい気持ちになれて生きるヒントがもらえる。
こんな素敵なお話に主演って嬉しい。
どう映像化していくのか楽しみ。
以下感想。(ネタバレ)
あらすじだけ聞いてほのぼのとした青年とおじいちゃんのお話を想像していたけど、主人公達もまた訳あり。
その中で人の役に立ちたいとたどたどしくも手紙を返していくのが面白かった。
先が気になりするすると読める。
登場人物も多く、時間軸も見失いそうになるが、あとでつながるので問題なし。
命日だけの奇蹟なんでしょうね。雑貨店と丸光園を結ぶ。
とっても気になるところで終わっているのでそのあとのシーンも読みたい。
浪矢さんのアドバイスをもらい敦也たちがどうしたのか。
晴美さんのその後など。
きっと良い方へ進んでいくのは想像できるラストなんですけどね。